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2008年06月09日

●第一次大谷探検隊 朝日新聞 日本に似ている村落

第一次大谷探検隊 朝日新聞 日本に似ている村落


土人の着物は上衣をチャパンといい、長筒袖で日本と同じように、右の衿を下にしてちゃんと前を合わし、その上に帯を締めている。

袴はなく着流しで、こういう風俗は、日本でも村落などでよく見るところである。

衣はむろん木綿で、おもにロシヤから来るのである。

それから冬は毛でこしらえた堅い薄い帽子をかぶり、儀式の時は頭にターバンといって白木綿を巻くのであって、これはマホメット教の儀式である。

履物は長靴であるが、ちょうど日本の足袋のようで、踵がない。その上にスリッパのような踵のある上靴をはいて歩き、家の中にはいると、日本人と同じようにちゃんと膝をそろえて正座するのである。

前の着物の着方といい、この正座のありさまといい、どことなく日本人と似ているので、もしその道の人が調べればおもしろい関係を見出すかも知れぬ。

それから婦人は顔のところに布片を垂れて面部をおおうのである。


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