●八重山諸島 ７ 小浜島に到着
船は小浜島に到着する。
船を降り、海に見とれながら桟橋の出口の方に歩く。
すると私が宿泊する民宿の画用紙を持った女性がいる。
私が話しかけると○○さんですね。と言われる。
さっそく車に乗せられ民宿に向かう。
話し方が沖縄の人のイントネーションだったので
「沖縄の人ですか？」
と質問すると関東の人らしい。
短大を出て資格をとったのでとりあえずすぐに就職する必要はないので
夏の繁忙期だけこっちにきてヘルパーとして働いているらしい。
ここで働いていると話し方のイントネーションも沖縄になってしまうのだろうか・・・。
そして終身雇用も崩れ、ある意味自分の好きなように生きた方が良い時代である。
私は彼女に「いい選択ですね。羨ましい。まだ若いからこの島でのんびりしてからでもいいでしょうからね。」と答えた。
私も２０代、安定した仕事についていない自分に焦っていた時期もあったがそれを思うと情けなく思うし、彼女みたいな生き方もあるんだと思う。
ほんとに長閑な島だ。
そんな話をしていると車はすぐに民宿に到着する。
