2006年01月06日

●シルクロード 60 ぶどう農家

test_bl.jpg

カレーズの散策を終えた後、カレーズのそばにあるぶどう農家へ行く。
ぶどう農家に到着すると、ぶどうは全く実っていないがぶどうの木があり、
木の下にいろんな干しぶどうが並べられている。
(ぶどうが実るのは確か8月だそうだ。しかし8月の暑さは日本人に耐えられるだろうか・・・)

誰もいないのかと思い、待っているとご主人さんがやってくる。
我々のことを歓迎してくれ、私とガイドさんそれぞれ、思い思いの干しぶどうを口にする。
私にはどの干しぶどうも同じ味に感じてしまうが、ガイドさんは味がわかるようだ。
甘すぎないちょっとすっぱいくらいの方がおいしいらしい。

test_bl.jpg

しばらくガイドさんと寛ぎながら干しぶどうをつまんでいるとご主人さんと同じ顔をした人がまた現れる。
なんと双子なのだそうだ。
2人とも確か北京の農業大学を卒業したそうで在学中、よく学友達が2人の区別をつけるのが難しかったらしい。そんな感じの話をしてくれた。

そんな話に盛り上がったところで干しぶどうを2キロほどはかり売りで買う。
たいした金額ではなかったがこの大粒の干しぶどう、きっと日本で買ったから結構するだろう。

●シルクロード 59 カレーズ

test_bl.jpg

トルファンに到着すると、すぐにカレーズに向かう。
ご存知のことと思いますがタクラマカン砂漠のオアシス都市は周りの山々の雪解け水の通り道に出来ている。トルファンは天山山脈の雪解け水が地下水脈となったものの恵みを受けて都市が成り立っている。

test_bl.jpg

そんな地下水脈をここカレーズでは見ることが出来る。
トルファンはとんでもなく暑い場所なのですが(後述)、
地下水脈にいると幾分涼しく感じる。

●シルクロード 58 風力発電所

test_bl.jpg

ウルムチでは観光せずにすぐに車でトルファンに向かうことになる。
ウルムチからトルファンまでは高速道路が整備されておりかなり快適である。
(実はパミール高原の悪路も道路の整備が進んでいて中国-パキスタンハイウェイとして今年の秋?には開通するんだそうだ。)

車は高速道路を快調に飛ばす。
すると車窓から石油を採掘している風景や風力発電所の風景が見える。
特に砂漠で風が強いから風力発電所と言うのもすごくわかる。

風力発電所がよく見えるところで車を止める。
トルファンでのガイドさんは漢民族の女性ガイドさんなのであるが
彼女といろいろ話をしてみると中国での風力の現し方は
風速○級、というようなあらわし方をするんだそうだ。
日本では風速○mである。

またまた話はとんでしまいますが、風力発電のためには風が強すぎてもダメなのだそうである。
だからカシュガルの晩のような暴風ではダメなんだそうだ。
ほんとあの晩は怖かった。

●シルクロード 57 ウルムチに戻る

test_bl.jpg

ウルムチに戻って参りました。
もう疲れ果てていたので夜遊び等一切せず、すぐに寝てしまいました。

先ほども触れましたがウルムチは砂漠にあるとは思えないような大都会!。
この写真はホテルの私の部屋から撮影したものです。

●シルクロード 56 カシュガル空港にて

test_bl.jpg

カシュガル空港に到着すると日本ではとっくに真っ暗になっている時間であるがまだ明るい。
経度的にはインドなのであるが中国ではどこにいても北京時間を採用している為、このような現象がおきる。

さて、航空会社のカウンタにチェックインし、ウイグル人の女性ガイドさんやタジク族の運転手さんとは握手して別れる。

それから航空保安検査を受けるためにカウンタに行く、ウイグル帽を被ったまま女性係官にパスポートをみせる。
するとしかめっ面の係員が突然、吹き出して笑い出す。私の格好がよっぽど面白かったのだろう。

test_bl.jpg

搭乗ゲートまでたどり着くとなんと登場ゲートから自由に外に出れる。
まあ、せっかくなので搭乗ゲートの外に出てみることにする。

雄大な土地に飛行機が見えて日が沈もうとしている。
うーん、いい絵だ。

搭乗時間が近づいたので歩いて飛行機まで行く。

●シルクロード 55 カシュガル駅

test_bl.jpg

これからカシュガル空港に戻ってウルムチへ向かう訳であるがまだ少し時間があるのでカシュガル駅に向かうことにする。

カシュガル駅に到着し、ぼーっとし、思えばえらく遠くまで来てしまったものだなあ。と感慨に耽っておりました。

そしてガイドさんにここから列車は西に向かうと国境を越えるのですか?と質問すると
列車はカシュガルで終点。
西安からの列車はここカシュガルで終着駅となる。
そんなことを聞いてもっと感慨に耽る・・・。

それから車に戻ると運転手さんに冷やかされる。
こんどカシュガルに来る時はリュックの中にはナンだけを入れて列車に乗ってやってきたらどうかと冷やかされた。
どうやら西安からカシュガルまでは列車では2日がかり!?のようである。

そんな楽しい話をしながら車は空港に向かう。

●シルクロード 54 ロシア領事館

test_bl.jpg

食事のあと食堂の隣にあったロシア領事館に案内される。
ここに案内されたときは「ふーん」位にしか思っていませんでしたが、
NHKシルクロードで帝国主義の時代、カシュガルは南下するロシアと
インドの利権を守りたいイギリスとの諜報合戦の場所だったと知って
面白いところに行ったと帰国してから思ったのでした。

test_bl.jpg