2005年12月28日

●シルクロード 40 夕飯 ジュースに氷!?

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ホテルに帰り、夕飯をガイドさんと食べる。
私は疲れすぎていて口数が極端に少ない。

ガイドさんが○○さん。疲れすぎですよ。と言う。

私は思わず冷たいオレンジジュースが飲みたかったのでオレンジジュースを注文した。
すると生温かいジュースがペットボトルのまま出てくる。
んっ!?。
冷たくない?、氷は?。なんて考えてガイドさんに氷をお願いしてみると
レストランの女の子はジュースに氷という注文が初めてだったみたで当初困惑していたが
ガイドさんが説明してくれ「調理用」の氷を持ってきてくれる。
それで、写真のようになってしまった。

ガイドさんがいうに中国ではジュースに氷を入れる習慣はないとのこと、
ただガイドさんは日本人のガイドをしているのでこういことは知っているとのこと。
また最近、都市部の若者がこういうことをはじめているらしい。

もっとも私が生まれるもっと昔、冷蔵庫がなかった時代に日本人はジュースに氷を入れていたのだろうか?
明治時代のハイカラなお店のジュースがどうだったのか興味があります。
日比谷松本楼とか。

余談です。かなり、話が脱線しました。

2005年12月27日

●シルクロード 39 精魂尽き果てて・・・

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カシュガルまでの帰途はひたすら精神と体力の消耗との戦いであった。砂漠の悪路が私をどんどん弱らせる・・・。

途中、天津の女の子が道端で具合を悪くしているところを見かけた。

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そして、精魂尽き果てた頃、やっと砂漠の悪路が終わる。
私がポプラ並木の写真を撮りたいと話したのでポプラ並木まで連れてきてもらった。
本当は舗装していないところの方が良かったのだがもうそんなこと頼む気力もない。
この辺りを撮影して、ストレッチ体操をする。

カシュガルの中心部まであと少しである。

●シルクロード 38 中国的合作(協力)

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そんなこんなやっているとさっき別れた天津からの女の子とも再開してしまう。
足止めをくらう人がどんどん増えていく。

私があきらめの気持ちで洪水を見ているとトラックがやってくる。
トラックは洪水を通過できる。そしてトラックは行ってしまわずに停止してくれた。

トラックの荷台に我々を載せて車には運転手だけ乗り、洪水を乗り切ろうということになった。
おおっ、これぞ中国的合作(協力)!。

さっそく私もトラックの荷台に乗る。そして洪水を渡る。
そして我々の車も無事、洪水を渡ることが出来た。

とは、言ってもここからカシュガルまでの道のりは果てしなく遠い。

(後で聞いた情報によると、晩にはもっと洪水がひどくなり、運転手しかいなかったそうだがバスが転落し、バスは廃車になったらしい。おおこわ。)

●シルクロード 37 道路が洪水

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カラクリ湖の風景に満足した後、車はまた来た道を戻る。

どんどん車が高度を下げていると崖が滝のようになっていて道路が洪水になっており、この水量で前進すると車が水に流されて転落する危険性があるため、ここで足止めをくらう。

今日は天気が良すぎたため、山の雪が解けすぎてこうなってしまったらしい。
太陽が傾く、夕方まで待たなければいけないのでは・・・。
なんてことになってしまう。

そんなことしていると四駆のしっかりした車は通過している。
日本だったら北海道だろうがこういう事態が確認できれば消防がやってくる。
通過した車が消防に連絡してくれるのですか?
なんてあほな質問を思わずしてしまった。

日本の北海道の原野。それはすごいだろうが
こっちはタクラマカン砂漠のすみっこ、パミール高原。
おまけに国境地帯、もうちょっと西へ行けばパキスタン。
こんな場所で「消防」とか言った。私はなんて「おまぬけ」なんだろう。
と帰国してから深く深く思いました。

消防とかおまぬけな発言したところで何も事態は変わらない。
ここは中国のしかも辺境。私もこちらに合わせてのんびり構えることにする。

ウイグル人のガイドさんが「道路事情が・・・」と言っていた意味もすごくわかったし、
トランクに大量に「ナン」やら「水」やら入っていた理由もすごくわかった。

まあ、明日までには帰れるのだろう。

(そういやー、NHKシルクロードでこの道沿いに転落した廃車が映っていた。いま考えると恐ろしいところにいたもんだ。)

●シルクロード 36 カラクリ湖 に到着

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とうとう車はカラクリ湖に到着。
天候は晴れのため、寒さは肌寒い程度。
ここは富士山の山頂並の高度であるため、
天候が崩れればとたんに雪が降り、ものすごい寒さになるそうだ。

また高度障害(高山病)にならないようにゆっくり行動しなければ・・・。

そして、食事をするために食堂に入る。
な・な・なんと食堂の3分の2は日本人・・・。
しかも団体・・・。
こんなところまでパッケージを企画して連れてきてしまうのか・・・。
日本の旅行会社はすごすぎる・・・。
と、思うと同時にちょっと興ざめ。

食事も早々に済ませて外を散策。
するとかわいい女性がやってくる。
そして中国語で話しかけてくる。

私がきょとんとしていると
「英語は大丈夫ですか?」と質問してくるので
「ええ少し。」と話す。

彼女は天津から家族で来たらしい。
私は東京から一人で来たと言うと大変驚いていた。

中国もゴールデンウィークだから中国人旅行者も多いのだよね。

●シルクロード 35 パミール高原に入る

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国境の検問所を越えると車はどんどん高度を上げる。
だんだん寒くなってくる。
パミール高原に本格的に入ったようだ。
見る景色、見る景色、どんどん神秘的ななんとも言えない景色が広がってくる。
神秘的な大展望な場所に車を止める。


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息を切らせないように慎重に散策していると
神秘的な絶景の中に民家と家畜が見える。
ヤクではなかろうか?。

ガイドさんが言うにはこんなところには中央政府の目が
全く行き届かず、一人っ子政策はおろか
嫁さんが2人3人いることもざらではないのだろうか
ということであった。

そんなこんなしているともう一台車がやってきた。
彼らも日本人ののようだ。
しかし彼らは中国駐在員のようで
私が東京から一人でここまでやってきたと話したら
彼らは大変びっくりしていた。

カシュガルを出発した頃は天気はぐずついていたが
いまは晴天である。

ほんと、神秘的な世界であった。

●シルクロード 34 国境近くの検問所にて

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だんだん国境が近づいてくると検問所が近づく。
ここでは運転手以外、全員車を降りなければならない。
公安の人間だろうか?、解放軍だろうか?
車の下まで丹念に調べている。

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ここから先は通行証がないと先に進むことが出来ない。
検問所で通行証を出し、私が恐る恐るパスポートを見せると
たいして見ずに
「行け、行け」であった。

あっさり終わったパスポートコントロールだったのでした。

(写真撮らないで下さい。と言われましたが遠くから撮ってしまいました・・・。)