●シルクロード 89 胡同を行く。
自転車は胡同を行く。胡同は北京の人たちの生き生きとした生活を見れる楽しい場所である。
ただ道は狭く、自動車が通ることができない。
昔々、官僚が住んでいた家もあるそうで立派な庭のある家もあるんだそうだ。
三輪車の運転手さんがりんりん、ベルを鳴らしながら「はいや!、はいや!」と声を出して進んでゆく。
運転手が胡同と胡同の間の街角でいきなり「北京ダックの頭がを買う。」と言い出して仕事そっちのけでわれわれを放って買いに行ってしまったのは思わず笑えてしまった。
そしてこの胡同。歴史的に価値のある建物以外は北京五輪までにすべて取り壊しだそうです。
近代化の邪魔になるのはわかりますが町並みを少しは残すべきではないのかなと思ったりします。
ビルの林を外国人は見たいわけではないでしょうから。