●シルクロード 64 火焔山にて
暑さにへばりながら火焔山が見渡せる場所に到着する。
なんでもこの場所が整理される前はこの辺りに自由に車を路駐できたらしい。
ところが整理されてからはきちんと整理された場所に駐車しないと(有料)取り締まられるそうだ。
うまくできているもんだと思った。
ほんとに暑いと思いながら火焔山の記念碑に到着すると
怪しげな少数民族の人が私が日本人であることがすぐにわかるらしく
私に
「1000円は何元?。ここからトルファンは遠いよ。両替できないよ。」
と日本語で話しかけてくる。
そして私も切り返す。
「お金はガイドさんが持っているから大丈夫。」と言うと
彼は反論の余地はないようで大変悔しがる。
ガイドさんから前もって火焔山での闇両替に気をつけるようにと言われていたのである。絶対得したように思っても損するらしい。最悪の場合、ニセ札を渡されるのだそうだ。