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2005年12月25日

●シルクロード 28 パミール高原への準備 酸素袋

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私が岩のように硬いナンに苦労しているとタジク族の運転手さんがジュースを差し出してくれる。あり難く頂く。
そして「もう歳だから歯が弱っている・・・。」
「そんなに歳とってないでしょ!」
なんて弱音を吐いているとウイグル族の女性のガイドさんがやってくる。
「そういえば、酸素袋いらない?。」と言う。
「昨日もカラクリ湖へ行ったけど、昨日のお客さんは具合が悪くなって吐いてしまって大変だったのよ。」と。

そういえばカラクリ湖は標高3600m級で富士山の山頂並だ。
しかも一気にあがってしまう。

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昔のNHKシルクロードの取材クルー達はこのパミール高原の山域を血液検査と心電図検査を受けてから入域したらしい。それだけ自然条件が過酷なところらしい。そんなこと知ったのは帰国してしばらくしてからだが・・・。

何も知らないというのはある時は幸せなものだ。
もっとも、大手旅行代理店のツアーでもカラクリ湖へ行くんだから大丈夫だろうとも思う。

しかし昔々富士登山をした時に高山病の恐ろしさは体感した。
何事もなかったら損だが、おまじないつもりで酸素袋を買ってゆこう。


酸素袋を買うというと病院に連れてゆかれる。なんと病院で買うのだ。

用意した酸素袋を見て、気を引き締めることにする。


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