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2005年12月25日

●シルクロード 27 カシュガル到着

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カシュガルに到着するとウイグル族の若い女性が現地ガイドとしてとタジク族の男性が運転手として待っていてくれる。

今までは漢民族のガイドや運転手だったがここでは漢民族が少数民族である。ここはまだ中国であるがもう異国のようである。私もイスラムちっくな世界にやってきたのは初めてである。ガイドさんも運転手さんも西洋系の雰囲気の顔立ちである。街並みや人々を見て興味津々になっているとガイドさんから明日行く予定のパミール高原のカラクリ湖、今日もう行ってしまいましょう。と言われる。道路事情が不明で明日のウルムチへ戻る飛行機がどうなるか解らないからだそうだ。この時はとんでもない辺境にいることが自覚できていなかったし、どうして道路事情が不明なのかもわからなかった。

それからホテルで荷物を片付けてホテルの駐車場に集合ということになる。

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駐車場にゆくと運転手さんがトランクをあけて大きな袋からパンみたいなものを取り出す。
これはカシュガルでいうところの「ナン」だそうだ。
ナンといえばインド料理のやわらかいものを想像する。

しかしこれは丸く、がじってみると歯が欠けてしまいそうな硬さである。
そして乾パンみたいな味がする。

決してまずいということはないのだが食べるのにえらい苦労する。

運転手さんがトランクをあけると袋の中に大量のナンがある。
あとあとこれは非常食だったのではないかと考えた。

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