●シルクロード 3 北京市街へ向かうバス停
ガイドさんと私は北京市街中心部に向かうバス停に向かう。
もう日本人はだれもいない。日本人観光客はこんな空港バスに乗って北京市街まで行かないのだろう。
私がバス停でバスを待っていると子供たちが次から次へと私のポケットに手を突っ込む。
「強引な泥棒か!?。」なんて考えているとポケットの中には中国語のビラが
ガイドさんが言うには旅行関係の割引ちらしらしい。
子供たちが半ばむりやりびらを渡している。
ガイドさんは拒むことなくにこにこもらっている。
私も真似て拒まないようにもらうようにする。
すると手はちらしでいっぱいになる。
頭の思考回路を中国に切り替えねば。これからの旅路は長いのだ。
そしてバスはやってくる。
激しい中国語が飛び交う。
たぶん、初中国だったら神経をすり減らしているところだが、
「あー中国にやってきた。」なんて感慨に耽った。
バスに乗り込むと当たり前だがみんな中国人。
もうみんなから中国語で矢のように話しかけてくる。
ガイドさんが代わりに答えてくれる。
やっぱり中国に来たんだ。こんな感じでないと。
バスの車窓から北京の街を見ると確かに都会になった。
北京五輪までにはどこまで街が発展しているのだろう。