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2005年12月27日

●シルクロード 37 道路が洪水

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カラクリ湖の風景に満足した後、車はまた来た道を戻る。

どんどん車が高度を下げていると崖が滝のようになっていて道路が洪水になっており、この水量で前進すると車が水に流されて転落する危険性があるため、ここで足止めをくらう。

今日は天気が良すぎたため、山の雪が解けすぎてこうなってしまったらしい。
太陽が傾く、夕方まで待たなければいけないのでは・・・。
なんてことになってしまう。

そんなことしていると四駆のしっかりした車は通過している。
日本だったら北海道だろうがこういう事態が確認できれば消防がやってくる。
通過した車が消防に連絡してくれるのですか?
なんてあほな質問を思わずしてしまった。

日本の北海道の原野。それはすごいだろうが
こっちはタクラマカン砂漠のすみっこ、パミール高原。
おまけに国境地帯、もうちょっと西へ行けばパキスタン。
こんな場所で「消防」とか言った。私はなんて「おまぬけ」なんだろう。
と帰国してから深く深く思いました。

消防とかおまぬけな発言したところで何も事態は変わらない。
ここは中国のしかも辺境。私もこちらに合わせてのんびり構えることにする。

ウイグル人のガイドさんが「道路事情が・・・」と言っていた意味もすごくわかったし、
トランクに大量に「ナン」やら「水」やら入っていた理由もすごくわかった。

まあ、明日までには帰れるのだろう。

(そういやー、NHKシルクロードでこの道沿いに転落した廃車が映っていた。いま考えると恐ろしいところにいたもんだ。)

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